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岡田珈琲

新しい伝統への挑戦

次は珈琲専門店の新規出店に関するプロデュース事例です。昭和20年創業の老舗珈琲店として「本格的な伝統の雰囲気を守りつつ斬新さを表現する」というやや難しいテーマに取り組みました。ここでは新規店舗のデザインだけではなく、商品パッケージ、包装紙、バッグ、通信販売の機能を持つwebサイトの構築までトータルプロデュースを行ないました。

出店計画当時、熊本市の中心部では外資系コーヒーショップの出店が相次いでおり、その状況下での新しい店づくりの方向性が重要な課題となっていました。主に若年層をターゲットとした店づくりで外資系コーヒーショップと正面から張り合うのか、それとも老舗ならではの伝統と独自性を活かした店とするのか…。時間を要したものの、結論はやはり後者。そこから、creator's brainによる難解なテーマへの挑戦が始まったのです。

伝わるのは本物だけ

立地場所は熊本城近く、新規オープンの複合施設ビル1階。creator's brainはさまざまな方法で、こだわりの老舗感・手作り感と「新しさ」との融合を図ることにしました。ポイントは、ドイツ製焙煎機を用いて生豆を自家焙煎する本格的な珈琲店ならではの「本物へのこだわり」を表現すること。そのために、店内にはフェイクやクロスを使用せず素材そのものの質感と温もりを活かすことにしました。

レイアウトは入り口近くの「カウンター席」「テーブル席」と、一段高い床面に設けられた「ステップフロア席」の3エリア構成で、来店客の人数及び状況、その日の気分に十分応えられる機能的な空間としました。また、「ステップフロア席」には椰子の実の繊維で作られた、タッチがやわらかく環境へのやさしさも感じさせるナチュラルテイストたっぷりのカーペットを敷きました。オーナー様からの評価は高く、とても気に入って頂くことができました。

その他、カウンターにはアフリカ産銘木の一枚板を使用して歴史の深みを感じさせ、珈琲のしずくと湯気の躍動するイメージを天然木であしらったオブジェ的な壁面、シンボリックなレリーフ調の白い柱など、店内の随所に強い独自性をもつ演出をちりばめました。

連動から生まれる相乗効果

空間デザインとのトータルバランスを図るため、creator's brainによって商品のパッケージデザインも生まれ変わりました。さまざまなシーンにおいてひとり歩きをする商品パッケージのクオリティは、お客様にとってのブランドイメージを左右するものです。それは店内においても同様で、例えば商品を陳列した場合、周りとのデザイン的な違和感は両方の効果を半減させることになります。

伝統とモダンが融合した空間との調和、そして海外へ行っても印象を残すことのできるデザインを目指し、「和の雰囲気」を意識して生まれた新しい珈琲の商品パッケージ。それは筆文字の新たなロゴタイプと珈琲の木の枝を表すラインが特徴的で、店内でもより映える3つの色での展開と合わせて、空間デザインとの効果的な連動を実現しています。また、webサイト構築においても、creator's brainが空間・商品パッケージとのイメージ統一を行ない、お客様が店舗とwebサイトのどちらに訪れても違和感を与えない、伝統とこだわりのエッセンスに満ちたものとなりました。これらの統一感と連動性が、より明確なブランドイメージの構築を図る上で、大きな相乗効果をもたらすのです。

creator's brainは、伝統のイメージをキープしながらも従来の殻を破った展開を模索する店舗に対して、未来への活力となるアイデアを提供していきます。

岡田珈琲 http://www.okada-coffee.com/
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